displayParamsで指定可能なパラメータ(1)

editviewdefs.php等では表示フィールドに対して"displayParams"というパラメータを設定することが出来ます。このパラメータを指定すると、画面表示時のテキストフィールドのサイズを変えたり、ボタンを非表示にすることができます。ある程度抑えておくと、ロジックが減らせるケースもでてくる(かも)知れないので、調べた範囲でまとめてみます。ただ、指定可能なパラメータは量が結構多いので、3回くらいのエントリに分けてまとめます。

displayParamsの指定方法

指定したいフィールドに対して、連想配列で記述します。

  'displayParams' => array( 'パラメータ1' => '値1', 'パラメータ2' => '値2', ...)

パラメータに指定する値については、パラメータ名がそのままHTMLタグの属性名になっている場合には対応する値を記述します。それ以外は基本的にtrueを指定すると対象のパラメータが有効となります。例えばmodules/Accounts/metadata/editviewdefs.phpでは、次のように記述されています。

  array(
	'name'=>'name',
	'label'=>'LBL_NAME',
    'displayParams'=>array('required'=>true)
  ),

このように通常の定義に追加する形で'displayParams'を追加して記述します。

それでは、各パラメータについて簡単にまとめます。まとめは↓な感じで

パラメータ名

  • 説明
    • パラメータの説明
  • 定義例
    • 実際に利用されているファイル
  • 利用しているテンプレート
    • パラメータを実際に利用しているSmartyテンプレート

size

  • 説明
    • 対象のフィールドにsize属性を追加する。値の指定は数値で行う。
    • 本パラメータ未指定時、以下の値がsize属性のデフォルト値となる。(例外あり)
      • テキストフィールド => 30
      • Sugarのフィールドがdatetime => 11
      • select,その他 => 6
  • 定義例
    • ほとんどのモジュールのeditviewdefs.phpで指定
  • 利用しているテンプレート
    • include/SugarFields/Fields/Base/EditView.tpl:include/SugarFields/Fields/Collection/CollectionEditViewRow.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Relate/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Relate/SearchView.tpl

maxlength

  • 説明
    • input type=text, textareaに対してmaxlength属性を追加する。値の指定は数値で行う。未指定の場合には、vardefのlenの値が指定される。(されない場合もあり)また、このパラメータを指定してもvardefのlenの値が優先される場合もある。
  • 定義例
    • modules/Contacts/metadata/editviewdefs.php
  • 利用しているテンプレート
    • include/SugarFields/Fields/Text/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Base/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Address/en_us.EditView.tpl

class

  • 説明
    • class属性を追加する。値の指定は文字列でclass名を記述する。対象のSugarフィールドがrelateの場合、"sqsEnabled"を同時に指定しない限りクイックサーチはoffとなる。(入力フィールドのクイックサーチの指定がclass属性で行われているため)
  • 定義例
    • modules/Cases/metadata/popupdefs.php
  • 利用しているテンプレート
    • include/SugarFields/Fields/Relate/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Relate/SearchView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Collection/CollectionEditViewRow.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Collection/ViewSugarFieldCollection.php

rows

  • 説明
    • textareaを表示するフィールドに対してrows属性を追加する。値は数値で記述する。本パラメータが指定されていない場合、デフォルトでは"4"が設定される。
  • 定義例
    • modules/Contacts/metadate/editviewdefs.php
  • 利用しているテンプレート
    • include/SugarFields/Fields/Text/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Address/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Address/en_us.EditView.tpl

cols

  • 説明
    • textareaを表示するフィールドに対してcols属性を追加する。値は数値で記述する。本パラメータが指定されていない場合、デフォルトでは"60"が設定される。
  • 定義例
    • modules/Contacts/metadate/editviewdefs.php
  • 利用しているテンプレート
    • include/SugarFields/Fields/Text/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Address/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Address/en_us.EditView.tpl

selectOnly

  • 説明
    • relateフィールドに対して、クリアボタンを非表示にする(検索ボタンのみ表示)。値はtrueで記述する。
  • 定義例
    • modules/Accounts/metadata/sidecreateviewdefs.php
  • 利用しているテンプレート
    • include/SugarFields/Fields/Relate/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Relate/SearchView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Parent/EditView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Parent/SearchView.tpl

clearOnly

  • 説明
    • 検索エリアのrelateフィールドに対して、検索ボタンを非表示にする(クリアボタンのみ表示)。値はtrueで記述する。ポップアップ画面の検索エリアでは、このパラメータが自動的に追加される。
  • 定義例
    • なし(標準モジュールはこのパラメータを指定していない)
  • 利用しているテンプレート
    • include/SugarFields/Fields/Relate/SearchView.tpl

hideButtons

  • 説明
    • relateフィールドに対して、ボタンを非表示にする(検索/クリアボタン非表示)。値はtrueで記述する。
  • 定義例
    • modules/Cases/metadata/popupdefs.php
  • 利用しているテンプレート
    • include/SugarFields/Fields/Relate/SearchView.tpl
    • include/SugarFields/Fields/Relate/EditView.tpl

とりあえず今日はここまで。。。